メイショ
梶ヶ森(かじがもり・2009年)
今回は、友人に誘われ高知県の梶ヶ森という山に訪れることにしました。
梶ヶ森は人気の山で、その人気の秘密を探りたいと思います。
今回の記事は、去年の12月に訪れたときの事を、当時の記憶をたどって書いているので、曖昧で少し大雑把になっています。
自宅の川之江から車で国道192号線を通り、徳島県池田町白地から国道32号線を通り、高知県大豊町西土居から15キロほど走りようやく梶ヶ森山荘に到着。
梶ヶ森山荘駐車場に車を止め、山荘で少し休憩。
素朴な木の香りとぬくもりを感じる木をいかした造りの山荘に天文台が隣接しており、そこには四国最大級の60cmの反射望遠鏡があります。
夜の天気が良かったらここから眺める星は、大きくはっきり綺麗に見ることが出来、宇宙の雄大な神秘に引き込まれていくと思います。
ちなみに山荘宿泊料は税込み大人7350円、小学生6300円、幼児1575円。
8合目の山荘から梶ヶ森頂上まで自動車で登れるように整備されているのですが、今回はあえて頂上まで歩いて登りました。
整備された道路を約1キロ、周りの風景をゆっくりと見ながら歩きました。
やっとの思いで登って、まずは梶ヶ森頂上標高碑をバックに記念撮影。
到着して目に付いたのが、テレビや電話などの中継アンテナ…ちょっと目立ちすぎでは。
当日は、あいにく天気が悪かったのですが、頂上からの展望は良く、360度の大パラノマで室戸海が望め、剣山系も見渡せました。
標高1400メートルの梶ケ森。朝には吉野川沿いに広がる雲海を見ることができ、春は石楠花(しゃくなげ)、秋は紅葉、冬は樹氷と四季に応じて自然の変化が見られます。
今回登って一つ気になったのが、頂上にあった地蔵。
似合わないところにありますが、一体何の為にあるのでしょうか?
ネットで調べてみると弘法大師空海が若い頃、この地で修行を行ったと書かれていました。
ひょっとしてこの事がきっかけで置いているのでしょうか。
この地蔵は七佛霊場と呼ばれているようで、この山には同様の地蔵が7つあるようです。
でも私が見たのは二つだけで、山頂の地蔵は虚空蔵菩薩と呼ばれているようです。
この山に訪れる前に七佛霊場を知っていれば、7つ全部を巡っていたと思うし、せめてこの山に案内板があったら…と思いました。
後で分かったのですが、梶ヶ森の山頂付近はトレッキングコースになっていて、そこを辿っていくと梶ヶ森七佛霊場巡りが出来るようになっているようです。
頂上で少し休憩を入れて、今度は遊歩道(トレッキングコース)を歩き、9合目のキャンプ場の方に向かって下っていくとキャンプ場に到着。
キャンプ場には、設備らしい設備もなくテントサイト、かまど、トイレ位のものでした。
テントサイトはフリーサイトで区画割はされていないようで、回りに遮るような木々も無く風景がよく見渡せ開放感がありました。
トイレは、汲み取り式で、清潔とは言いがたいもので、ちょっとストレスを感じるかも。
キャンプ場には水道がなく不便ですが、歩いて5分程の所に土佐の名水40選の梶ヶ森の霊水が湧き出ているので、こちらの水を利用すればいいと思います。
その後もトレッキングコースを歩いて進んでいくと、
また新たに地蔵があったので、そちらの方に向いて歩きました。
ミスマッチのような岸壁の上にある地蔵。
後でネットで調べて分かったのですが、その地蔵のある岸壁が天狗の鼻の形に似ていることから天狗の鼻と呼ばれているそうです。
天狗の鼻からは梶ヶ森頂上等が見渡せすばらしい眺めで、個人的にはここからの眺めが一番好きです。
その後もトレッキングコースを歩き、案内版をたどりながら歩き、石楠花の森に到着。
私が訪れたのは12月で、石楠花の花が咲くには季節外れだったので、開花を見る事は出来ませんでした。
石楠花の森では、春になると石楠花の他に楓(かえで)の花も開花します。
後でネットで調べてみましたがここにも地蔵があったようですが、確認できませんでした。
石楠花の森を後にし、山荘に一旦戻って食事休憩をいれ、その後二人の丘展望台へ。
二人の丘展望台は、山荘から歩いて約10分の所にあります。
ここからの展望がよく、梶ヶ森頂上、天狗の鼻と共に時間に余裕があれば是非訪れてもらいたいところです。
その後山荘を後にし、車で少し下って日本の滝百選の龍王の滝へ。
龍王の滝駐車場から約15分ほど歩くと到着。
龍王と聞くだけでも興味を惹きましたが、訪れてみると意外に平凡な滝でした。
龍王の滝は、梶ヶ森の7合目に位置し、落差20mの滝で上部が小さく段になっています。
川は梶ヶ森頂上付近より湧き出しています。
龍王の滝には伝説があり、
その昔、滝の下流部にある佐賀山集落の一軒の家に、ある夜、美しい娘が一夜の宿を願ってきました。
それを家の主人は受け入れました。 娘は「私が休んだら体に水を掛けて下さい」と願いました。
不審に思った主人は娘が就寝した頃、襖の間から座敷を覗くと大蛇がとぐろを巻いていました。
翌朝、娘は宿の礼を述べて立ち去りました。
主人はどこの大蛇かとそっと跡をつけました。
すると、龍王の滝まで来ると滝壺に静かに身を沈めていきました。
その後、主人は大病を患い寝たきりになったといいます。
この滝には大蛇に化身した娘が住んでいると言われています。
龍王の滝を巡って梶ヶ森を後にしました。